leemiyeonのブログ

在日韓国人です。10歳の事故で今は車椅子ですが、楽しく生きたいをモットーに日々奮闘しています。

それでも独りで生きられないことを知る

30になって、初めて社会人(バイトや家のホステスの手伝い以外は経験ゼロ)となった私に待ち受けていたのは、当然のごとく、こんな仕事もできないのかという嫌味や罵声の連続の日々であった。例の男のことなど考える日などないぐらい、せわしない日々という…

絶望を知る

母から、この家から、逃げよう...しかし、その当時の私には逃げたくても何をどうしたらよいかわからなかった。 小さい頃から、自分の考えを否定され、親の喜ぶ顔が見たい、愛されたい一心の私は、全て母の言われたとおりにしてきた。その結果、もはや自分の…

孤独を知る

私は、思春期前後にすでに、自分が孤独であることを悟っていた。しかし、表面上、そんな自分はおくびにも出さず、入院先の友人とワイワイ楽しくやっているふりをしていた。 入院後、日本学校に転校せざる得なくなり、最初こそ、恐怖感(以前に書いた朝鮮学校…

韓国テレビドラマの魅力

私は、K-POP同様、韓国ドラマも大好きなのだが、以前、そう数年前までは全く興味がなかった。 ある時、たまたま観た(確かAbemaTVだったか)『美男ですね』を何気に観ていたら、みるみるうちに引き込まれていって、その日徹夜をして一気に観てしまった!翌日…

決断の時

もうすぐ大学の願書受付が終了してしまう。 現状、自分に合った職種(車いすのためマイカー通勤可、駐車場有、自宅から近隣であること)が見つからない。マイカー通勤OKのところを探すだけでも、ほぼない。 私は、今まで上記条件さえ満たせば、とにかく働け…

遅ればせながら東方神起に在籍していたジェジュンファンとなった私

私が小売業の本社に勤めていた時か、東方神起が流行っていた。しかし、その頃の私はK-POPに興味などなく、「李さん、東方神起は知ってる?」「はい、最近よく名前を聞くので知っています」「東方神起は有名だもんね。ところで、今度うちで2PMとの商品コラボ…

差別はなくならない

私は、まだ学生時代の頃まで、差別がなくなる社会はいつかきっとやってくると信じていた。そう、東西ドイツの統一をテレビ画面に張り付いて観ながら、ああ、無理だと思われていたこともやってやれないことはない!希望はある!と信じてやまなかったあの頃。 …

初心に戻って~高校生の頃の感想文コンクールにて賞を頂いた時の気持ちで

気力なく、好きな文章なのに、ブログからまた長いこと遠ざかっていた。 Twitterという楽な手段を覚えると、怖いものだ。 今日は、私が高校生の時にある新聞社の感想文コンクールで賞を頂いた、その感想文を原文のまま記載したい。あの頃から全く成長していな…

Twitterの功罪

久々にブログを書く。書くことはたくさんあるのに、書く気力がない。そんな日々の中、気分転換に...標題について書いてみよう。 私は、ブログと同時に、Twitterも併行して行っている。 1.Twitterのメリット ①簡単に情報収集、情報発信ができる。 ②共通の趣味…

K-POP界の厳しさ

音楽好きの私が、邦楽、洋楽、K-POP等様々なジャンルを聴く中で、K-POP界を見るに、売れてから生き残るすべての過程において、他の国よりも非常に厳しい試練の連続だということを感じる。 もちろん、自分が芸能界に属したことがないのに何がわかるのかと言わ…

子供を産むということ

小さい頃から生き急いでいると周りに言われている私、冷静沈着、集中力が高いと思われているが内心不安で落ち着かない私は、現状、仕事をしたくても未だ(失業保険はまだ1年近く出るが)働いていないで転職活動中の身であることに、ブログをどんどん書く気も…

私の人と変わっているところ その2 生活スタイル編

生活スタイルというと大げさだが、まあ、私を知っている人が聞いたら、びっくりする、ミヨンちゃん(もしくは美蓮ちゃん)、そんなふうに見えないのに!と驚かれるようなことだ。 ①私は、貧乏を強調するわけではないが、小さい頃、父方の祖母宅にはお風呂が…

私の人と変わっていると思われるところ

ここ1週間ほど、気分が乗らず、ブログから遠ざかっていた。すると、書きたくてうずうずするかと思いきや、私の場合は、日を重ねるにつれて書きたくなくなる。三日坊主、熱しやすく冷めやすいと分析する自分自身、しかし、ブログの一つぐらいは長続きさせよ…

精神疾患 うつ病の分類の不透明性

精神疾患は三種類に分類されるという。 ①外因性精神疾患(精神障害) 外傷や疾患、薬物の影響などはっきりした理由で脳神経の働きが阻害され、精神症状がみられるもの。原因としては、脳挫傷や感染症などが挙げられる。 ②心因性精神疾患(精神障害) 心理的…

白馬の王子様

世には、「白馬の王子様症候群」なる言葉があるらしい。 とするなら、私は、まさしく、年齢を重ねた今も、いつか王子様が目の前に現れるかもしれないと密かな期待を抱く「白馬の王子様症候群」にあたるだろう。 なに?結婚して素敵な旦那様に会えたのではな…

宮部みゆき「火車」

中高生の頃、赤川次郎やライトノベルは、友達に借りたりもして一時はまっていた頃もあったが、本格的に現代ミステリー小説なるものを手にとったのは、20代に読んだ宮部みゆきの「火車」が初めてだった。 1990年代、クレジットカードが普及してまだ間も…

三島由紀夫

三島由紀夫の作品については、中高生の国語の教科書に「金閣寺」が載っていることが多いと思われるが、私が、初めて中学1年で手にしたときの作品も上記の「金閣寺」であった。 美という固定観念にとらわれた主人公の狂気な行為は、当時の私には衝撃的であり…

谷崎潤一郎

私は、谷崎潤一郎の作品については、読むのを躊躇していた。それは、耽美派と言われながらも、彼の小説がマゾヒズムの体を擁していると知っていたため、小中学生の私には読む気がしなかったのだ。 中学1年の時だったか、教室の本棚の片隅に「痴人の愛」が置…

感動がとまらない

www.youtube.com K-POPが好きになって、5年余り。たまたま観たTV番組をきっかけに好きになったのが、「2PM」だった。 彼らがデビューしたての頃だったか、私が勤めていた会社の広報部から、商品のコラボで2PMが参画するとのことで、在日の私に「2PMを知…

夏目漱石

日本の小学校に転校して、入院先で芥川龍之介や太宰治等を毎日のように図書室から借りて読んでいた私だが、軽快なテンポで読みやすいことは認めるが(「坊ちゃん」「吾輩は猫である」など)、どうして、夏目漱石、この人が近代文学の中で文豪と呼ばれるのか…

薬物依存症

題名でいきなりこんなことを書くと、この人は危ない人だと思われそうだが、実際私の症状はかなり危険なものだと医者からお墨付きまで(?)出ている。いや、もはや医者から見放されていると言った方がいい。 小学校の事故で入院した10歳の頃からほぼ半年近…

太宰治

私が、芥川龍之介の次に魅せられた作家が、太宰治だった。 中学生の頃、演劇部に所属していた時、「走れメロス」のメロスを演じたことがあったが、左記の力強い作品よりは、「人間失格」のような己の弱さをとことんさらけ出す作品の方が好きだった。どんなき…

メイク、そしてコスメ・美容

私は、10歳で事故のため入院したわけだが、顔色が青白く、単なる色付きリップを塗っても、学校の先生から「李、メイクしてるだろ?おしろい塗ってるだろ?」等々、年中言われたものだった。 この頃になると、誰でも、思春期にさしかかることもあり、リップや…

癒されるもの

各人が自分にとって癒されるものを持っているかと思う。 私で言えば、音楽であり、読書であり、そう観葉植物を育てることも入るかな、コスメ・美容大好きなところを活かして、自分や誰かに化粧をしたときに上手と言われるとうれしいかな、それとブログで自分…

新生活が捗る逸品~私の場合

#新生活が捗る逸品 ある意味、新生活というべきか、コロナ禍で、夫婦ともに、互いに家にいざるを得ない状況下である在宅ワークを通して、ストレスや鬱屈した気分を解消するのにここ最近購入したもので役立ったものが、「ホットプレート」だった。 仕事から帰…

頑張る人々

news.kstyle.com 私は、どんな目標でもいい、頑張っている人が好きだ。いや、目標がなくても、日々生きていることに頑張っているなあと感じる人を見ると、応援したくなる。 何かに向けて頑張っている姿というのは、輝いていて、美しい。 結果ありきではない…

表現の自由

憲法第21条第1項 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。 自身が専攻していた法学の話になるが、日本国憲法第21条で上記「表現の自由」が保障されている。 IT技術にて情報通信手段が極めて発達してきた現代においては、SN…

伊是名夏子♿︎コラムニスト  JRで車いすは乗車拒否されましたのブログを読んで

JRで車いすユーザー乗車拒否にあいました。「階段しかない駅なので案内はできない」と。今の時代でも悲しいかな、よくあること。バリアフリーって全然進んでいない、むしろ無人駅が増え後退してる。味方が必要なので、長いですが、どうか読んでください、シ…

今の私にできること

今の私にできること 私には、長い間目標や夢がなかった。 それは親に決められたレールだけがすべてであり、意見を言ったところで気に入られなければ却下されることの繰り返しのため、親の言いなり、その果ては、自分で考えて決めるという行為が最も苦手にな…

芥川龍之介について

芥川龍之介を知ったのは、日本学校に転校した小学5年生のとき。 道徳の時間だったろうか。「蜘蛛の糸」を読んだときの強烈なインパクト。こんな短い小説の中で、人間の本質をうまく描いた作品だなと子供心に驚きと感動を隠せなかった。 それから、彼の小説…