leemiyeonのブログ

在日韓国人です。10歳の事故で今は車椅子ですが、楽しく生きたいをモットーに日々奮闘しています。

馴れ合いの怖さ―感謝を忘れずに―

私は結婚して13年になる。 主人は、筋ジストロフィーという難病を抱えて必死に生きている。出会った頃は、まだ歩けたが、いまでは手足の力がほとんどなくなり、寝たきりの状態が多い。それでも、プログラミングの仕事を武器に、バイト扱いではあるが、ぎり…

生きること、死ぬこと

遠藤周作の本(随筆)の中で、大御所の作家に「40代になったら、人生の集大成をしないとならんが、君はどうだね」と尋ねられて、自分の人生を振り返っている場面がある。 私は、10歳の事故で死を覚悟し、奇跡的に助かったが、障害者になった。 しかし、母親…

男の美学?

news.kstyle.com 上記のBTSのインタビュー記事を読んで、ああ、BTSほど世界的に飛躍してしまうと、人気のあるうちに解散を選択することも真剣に考えるだろうなあと思いながら、今ブログを書いている。 アーティストでもスポーツ選手でも、自分の絶頂期に終着…

人間嫌いなのか、はたまた人間が好きなのか

私は、小さい頃から、人の顔色を伺いながら、生きてきた。親の顔色、周囲の顔色、各々の顔色を見ながら、気に入られるような回答をいつもしてきた。いわば、自分の考えなどない、道化のようなものだった。その結果、10人中1人でも私に反対、いやな態度をする…

読書について

私が本をよく読むようになったのは、事故で入院生活を強いられてからだから、10歳の頃である。朝鮮学校へ通っていた私は、日本学校の編入もあり、日本の歴史を学んでいないこともあり、手あたり次第に読んだ。古典文学が主だったせいか、今でも芥川龍之介や…

日本と韓国の狭間で

小さい頃からの純粋な疑問なのだが、どうして日本と韓国は仲良くできないのか? 事故にあうまでの小学校高学年まで、民族学校に通っていたが、「朝鮮人、ニンニクくさい、国に帰れ」と近隣の日本学校の学生からよくなじられたものだ。 事故で病院へ入院した…

K-POPへの傾倒

在日である私は、どこかでK-POPたるものを敬遠していた。10歳の頃から、洋楽、特にHR/HMばかり聴いていた私は、甚だしい偏見を持っていたように思う。 日本人が韓国に行くと、日本の10年以上前の姿をみているようだと、帰ってきて口にする人々が私の周りには…

9年の浪人生活 母子の実態 - Yahoo!ニュースについて

news.yahoo.co.j このニュースを読んで、私と同じ生き方(殺人こそ犯していないが)をしてきた人がここにもいたことに涙した。 もちろん、殺人を肯定しているわけではない、しかし、そこまで追いつめられてきた彼女の生き様、逃れたくても逃れられない母親の…

生きることの意味

自分は何のために生まれてきたのか 私は、幼少の頃から常に頭からその疑問が離れなかった。 大人になった今でも変わらない。 心療内科に行ったときに、それは親子関係の不全が招いた結果であり、親に愛されたことがない人にありがちだとのこと。いわゆる毒親…

初めてブログを書きます

在日韓国人で、名前はミヨンです(イ・ミヨン)。 文章を書くことが好きな私ですが、ブログにまで手が伸びず、最近ようやくTwitterをやり始めたという有様です。 今日は、私が一番好きな映画「ライフ・イズ・ビューティフル」について書いてみようと思います…