leemiyeonのブログ

在日韓国人です。10歳の事故で今は車椅子ですが、楽しく生きたいをモットーに日々奮闘しています。

9年の浪人生活 母子の実態 - Yahoo!ニュースについて

news.yahoo.co.j

このニュースを読んで、私と同じ生き方(殺人こそ犯していないが)をしてきた人がここにもいたことに涙した。

もちろん、殺人を肯定しているわけではない、しかし、そこまで追いつめられてきた彼女の生き様、逃れたくても逃れられない母親の呪縛、私には手に取るように理解できる。世間では、親子間に何の問題がないように見えても、家の中では、「死ね」「産まなきゃよかった」等罵倒され、生活全般を監視され、勉強のみの日々。頭も心も親に支配されていて、自分の意見が言えない、もはやないに等しく、気が狂う一歩手前で体の不自由な私の場合は家を逃げ出した(その後の日々は決して平穏ではなかったが)。親からは戸籍を抜かれた。その後、20年会っていない。一度、結婚します(私より障害の重い彼ではあったが、人生で初めて得られた良き理解者である)との手紙を出したが、やはり連絡は来なかった。気の強い、気性の荒い母ゆえ、一度絶縁すると決めたら曲げる人でないことはわかっていたが、挨拶だけはしたかったのだ。

 

私は、母親と、そして家族と絶縁したものの、未だに母親の呪縛から解き放たれず、生きている。弁護士になれなかった、いや勉強を放棄した自分を、負け組だとどこかで蔑みながら、卑屈になって、社会生活を送り続けていることに疲弊している。死ぬまで続くであろう親から植え付けられた学歴、地位、名誉、金がすべてという価値観が意味をなさないと思いながらも、いやそうではないと自問自答している毎日に自分でとどめを刺すべく、死にたいと思うときもある。しかし、一方で、この苦しみも含めて、生き抜いてやる、自分が死ぬ間際に何を思い死んでいくかはわからないが、与えられた命だけは全うしようと、固く決意している。それが生まれたことへの義務だと思いながら...。